2015年4月29日水曜日

カラコレス

皆様こんにちは。
最近天気の悪い日が続いておりましたが、今日はやっと晴れました☀
スイカやビワが出始め、
↓市場に行くと、カラコレス出始めておりました!
 
 
 
 
↓お蚕さんも売っておりました!
 
 
 
 
思わず小学校の時、学校の課題で家で育てた事を思い出す。
お蚕さんの家を作り、愛情を注いでかわいがって育てたお蚕さんを
最終的には自分の手で茹でなければならないという、小学生には強烈な課題(ーー;)
 
 
↓そして魚売り場では最近アンコウを良く見かけます。
 
 
 
 
日本だとアンコウの美味しい時期は冬だったような…。
売っているアンコウは殆ど肝が抜かれてるのです。
肝は加工されているとのこと。肝が美味しいのに!
 
もうすぐ、こちらはフェリアの季節です。
 
ではでは、また!

2015年4月28日火曜日

El Puerto de Santa MariaのCacao Picoリキュール

皆様こんにちは。
昨日は隣町にあるCacao Pico(カカオのリキュール)の蒸留所が
一般公開していて見学できるというので行ってまいりました。
 
 
 
この蒸留所は1824年からある超老舗。
今、スペインではジンが流行してしてここでも、ジンを蒸留しています。
因みにW&HのBotanicもここで作られています。
 
 
 
あと、ちょっとお高めのトニック"INDI"
 
 
 
 
昔ながらに変わらぬ手作業
先ずはカカオをこの窯で焙煎します。
 
 
 
↓時々ここから取り出し焼き具合をチェック。
 
 
 
カカオはベネズエラとエクアドル産が良質でよいとのこと。
↓焙煎後のカカオ
 
 
 
そして、約2ケ月漬け込み、その後蒸留します。
その他にもオレンジやカルダモンなどなど漬けてありました。
 
 
 
 

↓蒸留機にはそれぞれ名前が付いてます。これはEl Chico君
 
 

 
食後のデザートの一杯に最適です♪
アーモンドクッキーを食べながら飲むと最高です!
 
 
 
ではでは。また。

2015年4月21日火曜日

澱引きと酒精強化

皆様こんにちは。
先週から酒精強化と澱引き作業が続いております。
去年は3月20日に作業をしましたが、今年は少し遅れ先週から始めました。
因みに大手のボデガは通常12月頃から Deslio(澱引き)をします。
↓大手はタンクなので、こんな感じです。
 
 
 
 

家族経営の小さなボデガは都合に合わせて全てがのんびりなのです。
先ずは、モストを容量5500ℓのデポジト(タンク)に発酵樽から抜き集めます。
 
 

そしてアルコール(葡萄由来の)を約15.5%になるように計算し入れます。
因みに酒精強化用のアルコールは96%と94.6%の2種があります。
そして良ーく混ぜた後、すぐにサンプルを取り研究所で
正確なアルコール度数と成分分析をしてもらいます。
そして翌日は清澄作業。多くのボデガではベントナイトとゼラチンを使います。
↓水で溶いたベントナイト
 
 
 
↓ゼラチンは少しぬるめのお湯で溶きます。
 
 

デポジトへ入れ良ーく混ぜ混ぜ数日置き、ソブレタブラへ移します。
その間に、今度は使った発酵樽を洗わなければなりません。
↓四方八方に水が出るホースを使い
 
 
 
↓一つ一つ樽の中を洗っていきます。1つの樽できれいになるまで各3回づつ…
 これが大変な作業…。
 この時私は機械のスイッチの操作だけなので楽ですが(^^)
 
 
 
 
 


シェリーの熟成樽はシェリーを樽満タンに入れず、
上部に空間を作らなければならないのですが、
今回、ソブレタブラの樽に移した際、いくつかの樽は入れすぎてしまい、
手作業で抜かなくれはならず2度手間に(ーー;)トホホ
 
ではでは、また。
あ!今日からSevillaのフェリアが始まったようです。
 
 
 

2015年4月14日火曜日

展示会

皆様こんにちは☀
2014年でDOマンサニージャは50周年。
昨日はSevillaのホテル Alfonso XIII でレストランや業者さん向けの
マンサニジャの展示会がありました。
参加ボデガは14社
 
 
 
 
↓準備中
 
 
 
↓開場
 
 
 
↓参加ボデガリスト
 
 
 
 
私はBodegas BaronのブースのMariaさんのお手伝いに。
サンルーカルのボデガなのにコロンビア人と日本人のコンビ(^^)
この日は5種のご紹介。その中でも人気だったのが、
"XIXARITO"約10年熟成のパサダのEn Rama。斬新なラベル!
以前のSan Jose Manzanilla Pasada。
それとSolucua 約12年熟成。
 
 
 
他のボデガも少しご紹介。
↓Bodegas Sanchez Ayala
ソブレタブラとクリアデラも持ってきてらっしゃていて飲み比べができました。
すばらしい!
このボデガはエキポナバソスが最初にボトリングしたAmontilladoの
サンルーカルのボデガでもあります。
 
 
 
 
↓Manzanilla ORO 熟成年数約5年En Rama。輝く黄金色。
優しく穏やかな味わい。美味でございます♪
 
 
 
 
因みにこのボデガとBodegas Juan Piñeroは同じエノロゴの人が見ています。
以前ブログでもご紹介したマンサニージャ"Maruja"(おばちゃん)の
Bodegas Juan Piñeroはマンサニージャパサダを来月から販売するそうです。
以前ボデガに行った時に飲ませてもらって感動したパサダでございます。
 
 
 
 
↓お隣は大好きなボデガのバルバディージョ♪
 
 
 
 
↓他にも
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ではでは、また!
 
 

2015年4月12日日曜日

中世の大学生のアルバイト

皆様こんにちは☀
昨日のヘレスは"La Tuna"で賑わっておりました。
各地から500人ほどのLa Tunaの方々がヘレスに集結!
La Tunaとは700年ほど前には存在していたグループだそうで、
昔の大学生が学費を稼ぐ為、スペイン民謡などを歌ってチップで稼ぐ事で
大学費を補っていたというものです。
7世紀の頃からの大学生が使っていた同じタイプの服を着て、
ギター、バンデゥリア、リュートを使い演奏し、歌います。
 
 
 
↓アフロでいい感じ♪
 
 
 
↓昔は学生が構成するバンドでしたが、現在は割と高齢化?(^^)
 
 
 
↓タイプライターを使って演奏。
 
 
 
↓突然、洋服屋にも入って来てゲリラライブ!
 
 
 
↓セニョーラも買物中にビックリ(^^)
 
 
 
↓肩にかけている帯ので所属する大学と学部が分かるそうです。
 因みにヘレスのグループはオレンジ色。
 
 
 
↓マントに付いているリボンは知り合った女性やファンが
そのリボンに気持ちを綴ったもの。
この方はモテモテだったのですね(^^)Ole!
 
 
 
↓もちろん皆さん飲む事も忘れない。バルがマントな方でいっぱい(^^)
 
 
 
La Tunaの音楽は幅広く、場面に応じて人々を楽しませてくれます。
楽しく愛があり心地よい音楽です。
この伝統がいつまでも続きますように♪
 
ではでは、また!
 
 

2015年4月9日木曜日

しばしの休息

皆様こんにちは晴れ
↓葡萄の実がなり始めました!
 
 

こちらヘレスは1週間続いたSemana Santaも終わり通常モードでございます。
人々は5月のFeriaに向かって体力温存にかかります(^^)
今日はセマナサンタの写真と映像をもう少し。
木曜日の深夜Virenes Santo Madrugadaといい、夜中にパソが出発する日があります。
今住んでいる家の前の道は夜中の3:30に通過。鼓笛隊の大演奏と共にパソがやって来ます。
↓この時間帯にこんなに人が!小っちゃい子もいます。
 
 
 

 ↓そしてそのパソの後ろについて行く人々。

 何度も言うようですが、この時間にこの人数はおかしいですよね(笑)

 

 
 

 

↓実際の映像も少しお届け♪
↓そして翌朝8:30。同じく大演奏とともに戻ってきました。
 
 
 
因みにこのパソは歩き続けること8時間…。
スペイン人の体力はこの様に小さいころから養われているんだと実感。
 
アンダルシアのSemana Santaは盛大で有名でして、"サエタ"という宗教歌がパソに
向かって良く歌われます。その時は、鼓笛隊の演奏も止まり、人々は静けさの中、
パソに捧げる歌に魅了されるのです。

↓ビデオに撮りましたので、良かったら聞いてみて下さい。
因みにこのパソのキリスト像の髪の毛は人毛です。リアル…。
https://www.youtube.com/watch?v=Tn-YuxXEQr0&feature=youtu.be
 
↓因みに"サエタ"という名のマンサニージャがあります!
 
 
 
↓出入り口が小さい教会は大変。ギリギリサイズ
天井にぶつからないように中の人達は中腰でパソを運び出し、
 
 
 
↓よっころせと。
 
 

↓そして聖行列で使われていた大量の蝋燭で、道路には大量の蝋が垂れてます...
 
 
 
ではでは、また!