2015年1月31日土曜日

棚卸と葡萄畑

皆様こんにちは☀
今週はボデガは年に1回の棚卸。
"Aspilla"という計量道具を使って樽の中のシェリーの量を計っていきます。

 
 
 
こちらで@(Arroba)という単位を使います。
1@=16.66ℓ 
蜘蛛の巣にまみれながらの地味な作業。
↓計ったら樽にチョークで記入していきます。
 例えばこの樽は28.5@。約475ℓ入っております。
 
 
 
↓この樽に書いてある情報は、
*Sra Fino …FinoのSolera(Soleraとは出荷可能な樽の一群のこと)
*1/62…FinoのSoleraが62樽あるということ
*右上の62…樽NO
*29 1/2…29.5@
でございます。
 
 
 
そして、葡萄畑は11月から始まった剪定も今週でやっと終わりです。
 
 
 
 
 
 
 
剪定は意外と力がいる作業でこれまた大変な作業です。
↓愛犬と一緒に作業(^^)Pacoさんお疲れ様です!
 
 
 
 
 
 
 
↓先日いただいた今お気に入りの本"人生はニャンとかなる!"
 
 
 
ではでは、また!

2015年1月26日月曜日

Candié(カンディエ)

皆様こんにちは。
今日はシェリーを使ったカクテルをご紹介。
"Candié "名前の由来は、イギリスの"Candy & Egg"
昔、食欲のない子供に飲ませたり、
調子が悪くて食欲がない時に飲まれていたカクテル。
甘口のシェリーと卵の黄身と砂糖。
日本でいうと卵酒のようなものですね。
ラム専門店&シェリーカクテルバーの店主エロイさんに作ってもらいました。
↓材料はシェリー・砂糖・卵の黄身のみ。
※今回はオロロソバージョンとブランデー&PXバージョンでしたが、
 クリームシェリーやPX又はオロロソに好みの量のPXを入れると
 いいと思います。
 
 
 
 
↓まず砂糖を入れ
 
 

↓卵を割って黄身のみを取り出す。
 
 
 
↓オロロソを入れ
 
 
 
↓混ぜ混ぜし
 
 
 
↓氷は入れずそのままシェイク!
 
 
 
↓お好みでシナモンをふりかけ出来上がり!
 
 
 
↓ブランデー&PXバージョン
 私はブランデー&PXバージョンが好みです。
 
 
 
↓余談ですがCardenal Mendozaのオレンジ風味のリキュールが
 発売されてました!
 苦みのあるグランマニエという感じです。食後にぴったり♡
 
 
 
↓1968年の写真。大量の卵を準備し"Sherry & Egg" を飲む男達(^^)
※写真はエロイさんより
 
 

↓先日ボデガ見学の時にTaimeiバル博士よりお土産でいただいた
 四万十川の青海苔。フィノ早速いただきました!
 ベストマッチ大賞!やめられないとまらない♡
 
 

因みにスペイン人は青海苔を恐る恐る口の中へ。
得体の知れない色と形のものだから、怖いのでしょうね…。
食べた感想は"海の味がする。なんだろう…。磯巾着の味だ!"と
言っておりました。こちらでは、磯巾着を食べるので、なるほど~。
 
気になるラーメンもいただきました。Mさんありがとうございます♪
マヨら~めん!?今宵いただきたいと思います。
 
 

 
ではでは、また!

2015年1月24日土曜日

シェリーアカデミーツアー御一行様

皆様こんにちは。
昨夜は明比さんが率いるシェリーアカデミーツアー御一行様が
ボデガにいらっしゃいました!
先ずは、今年のモストを試飲。
 
 
 
 
 
その後、Finoのクリアデラ→ソレラ、Amontillado etc...
おしゃべりしながら、楽しいひと時♪
おつまみに持ってきていただいた、柿の種の柚子胡椒味、
とても美味でございました♡Finoがすすみます♪
↓記念に樽にサインをしていただき、
 
 
 
 
 
 
 
みんなで記念撮影!ハーイ、Patata!
 
 
 
 
 
最後はタバンコで1杯、キュイットなっ(^^)
 
 

今日、皆さんヘレスを発たれるとのこと。
お気を付けてご帰国下さい(^^)/
ではでは、また。

2015年1月21日水曜日

とある木曜日

皆様こんにちは。
BarbadilloのEn Rama冬がボトリングされてました♡
↓Barbadilloのショップにて。今回もとても美味しゅうございます。
 
 
 

先週からしぇりークラブ期待の若手野口がヘレスに来ておりまして、
実は毎週木曜日友人のシェリーショップにて練習がてら観光客を相手に
ベネンシアをやらせてもらっているのですが、今日は野口にバトンタッチ!

 
 
 
私はその間に、この日の朝、市場の場外で見つけたパロミタと格闘。

 
 

野生のものらしいです。食べ方を聞いたら、皮を剥いてそのまま食べれるというので
どんなもんか購入。剥くのが超大変。
通りがかった知り合いにバトンタッチ。
剥いても剥いても食べれそうな所が一向にでてこない…。
↓格闘している後ろで、野口はベネンシアの練習(^^)

 
 

↓こんなに小さくなっちゃった(T_T)
 
 
 

この日は毎年ヘレスに来るミシガン州のアメリが人のご夫婦が、
40年前に買ったサンデマンのARMADA CREAMを皆んで飲もうとわざわざ
ミシガンから持って来てくださいました。
↓ボトルかっこいいですね!
 
 
 

↓ミシガンシール
 
 

40年以上経っているので、少し劣化はしてましたが、思ってたよりしっかり
残っていたのでびっくりしました。
ではでは、また!
↓この日の朝撮影したフロール♡
 
 
 

 
 
 
 
 
           

ラガール

皆様こんにちは!
数日前の日曜日、この地域は豪雨で海に近い隣町のサンルーカルでは浸水のニュースが。
↓Diario de Jerez記載の写真より
 
 
 
先日、以前から行きたかったEl Puerto de Santa Mariaにある
"Poblado de Doña Blanca"遺跡に行ってまいりました。
ここでは、当時のLagar(圧搾所)跡を見ることができます。
↓Lagar 跡 
この正方形の所に葡萄を入れ足で踏んで、
そして、果汁は向こう側の一段下のスペースに落ちる仕組み。
 
 
 
3000年前、この地域はフェニキア人によって葡萄栽培と
ワイン造りがもたらされました。少し端折って少し歴史をご説明しますが、
その後2世紀頃ローマ人がやってきて、彼らは大そうこのワインを気に入り、
オリーブオイルやガルムと一緒にローマに運んで売っていたそうです。
この時代はアンフォラという陶器に入れて運んでおりました。
↓アンフォラ(ヘレスの考古学博物館で撮影)
 
 
 
そして711年イスラムがやってきて、彼らは宗教上飲酒は禁じられておりましたが、
香水や塗り薬を作ってましたので、アルコール蒸留の技術や
葡萄を干すことやをこの地にもたらしてくれました。
 
さて、この野外博物館Poblado de Doña Blancaの大きさは200m×300m
の広さで海抜は約31m.
↓地図
 
 

 
↓有名なドーニャブランカ城
 
 
 

 
ここではカスティージャ王ペドロ1世の妻のブランカ王妃(ブルボン家)が幽閉されていた場所。
彼女は25才でこの世を後にする…。
ペドロ1世は結婚後すぐにブランカ王妃を捨て、
以前より愛していた女性Mari a de Padillaのもとに行ったという。
なんとも悲しい物語…。
彼女の墓碑はヘレス中心街にあるサンフランシスコ修道院にあります。

↓この丘の下は以前入り江で船が出入りしていた場所。
 
 
 
葡萄や穀物の栽培なども行われていれ魚も採れ非常に豊かな土地だったようです。
↓ここの辺で、葡萄や穀物が栽培されていたのではないかと…。
 
 
 
↓住居跡
 
 
 
 

↓窯跡
 
 
 
ヘレスから車で15~20分くらいで行けます。入場無料。
見学時間:水・木・金・土・日 10:00~14:00
 
お勉強の後は、やっぱりシェリーでお疲れ様会♪
 
 
 
ではでは、また!
 
 
 

2015年1月7日水曜日

La Cabalgata de Reyes Magos

皆様こんにちは。
スペインの長いクリスマスも今日で終わり。
5日はスペインの各地でレジェス マゴス(東方三賢者)のパレードが行われます。
沿道には沢山の子供達が集まり、パレードの車から投げられる飴やぬいぐるみなどを
必死に拾います(^^)子供たちにとってはとっーても楽しいお祭り♪
 
 
 
 
↓ゆるくて良い感じ♡
 
 
 
↓因みに飴、当ると結構痛いです…。
 
 
 
↓山羊も必死にパレードに参加
 
 
 
 
 
 
↓すごい人です
 
 
 
↓今年の収穫はこれだけでした…
 
 
 
レジェスは1月5日の夜にやって来て子供たちにプレゼントをくれるそうです。
ですので12月、子供たちは欲しい物を書いてレジェスに手紙を書いて専用のポストに
出すのです。かわいいですね~♡
↓6日子供達に用意されたプレゼント。今お世話になっているボデガの家。
14人お子さんがいらっしゃるので、プレゼント選びと買物が大変です!
 
 
 
 
↓私にもプレゼントが!もう涙がでそうなくらい感激です。ありがとうございます!
 
 
 
 
そして、6日はRoscón de Reyesというケーキを食べます。
↓手作りのロスコン。素朴な味でとても美味しいです♡
 
 
 
 
 
 
中には、小さなお人形が1つと空豆が1つ入っていて、
人形に当たると、その年良い年に。
空豆に当たるとロスコン代を払わなければならないそうです。
↓当たりのお人形
 
 
 
 
ではでは、また。