2016年1月29日金曜日

ボデガ カジェフエラ

皆様こんにちは。
今日はサンルーカルのボデガBodegas Callejuelaをご紹介。
サンルーカルの中でも一番高い位置にあるボデガで
ボデガからはドニャーナ国立公園やグアダルキビール川を
見ることができます。
↓このお二人がボデガのオーナーご兄弟ホセさんとフランシスコさん
葡萄畑の後ろにあるのがボデガ。
 
 


彼らのおじいちゃんが葡萄栽培を始め、その後お父さんが引継ぎ
1980年にボデガを設立しました。
昼間は葡萄畑の仕事があるそうなので、夕方お邪魔することに。
興味深かったのが、所有している3ケ所の葡萄畑別に
モストを造ってらっしゃるのです!
基本的にはタンクで発酵ですが、一部樽で発酵しています。
今日は樽発酵のモスト、マチャルヌード、アニーナ、カジェフエラの
3種を試飲。うむむ、キャラクターが明らかに違う!
なかなかパゴ別のモストを同時に飲めることがないので、感謝♪
↓左からカジェフエラ、アニーナ、マチャルヌードの土のサンプル
 
 
 
 

↓2005年に初めてボトリングしたマンサニージャ
 
 

↓昨年発売されたManzanilla de Añadaは
2012年の厳選された11樽の中から1樽を選び
ボトリングされたもの。
他にはないマンサニージャのアニャダです。
 
 



ペペさん、パコさんお忙しい中ありがとうございました!
ではでは、また。

2016年1月26日火曜日

訂正

Bodegas Arfeの中でオーナーの方のお名前のスペルを
間違えてしましました。

Luis Arroyo Felecesさん→Luis Arroyo Felicesさん

失礼しました!


Bodegas Arfe


皆様こんにちは!
今日はLora Floresさんの像がある古いクルス ビアエ地区の
高台にある小さなボデガをご紹介します!
↓ボデガ アルフェ
 
 
 
 

Palo Cortadoだけのボデガで、オーナーの
Luis Arroyo Felecesさんは醸造家として長年ボデガで働いていました。
Bobadillaに7年、Fino San Patricioで有名なGarveyには23年
勤務されたそうです。
定年退職後、自分のボデガを持ちたいという夢を叶える為
2000年にこの建物を買い、他のボデガから熟成したシェリーを買うのではなく、
モストを購入して一から育ってていきました。
初めのモストはチクラナの農協から、そして次はサンルーカルから、
彼の目指す柔らかなシェリー造りの為にモスト選びにも
こだわっております。
2年前に一度訪れた時はまだアルマセニスタでしたが、
去年のクリスマスに初めてボトリングし6,000本を販売!

スペイン国内はもちろん、イギリスとドイツにも輸出されているそうです。

 
↓建物は1767年に建てられたもので、とても美しいアーチと風通しの良い
環境です。
 
 

↓Palo Cortado Especial Sacristia " De la Cruz de 1767"
15年熟成
柔らかく優しいパロ コルタド。造りての人柄がでています。
ラベルのデザインもルイスさん。
 




 














 
 

↓彼のオフィスはロフトにあり、ボデガが一望できるステキなオフィス♪
 
 

定年後も毎日大好きなシェリー(彼の子供達)に囲まれ、幸せですね♪
↓Luisさん
 
 
 
 

ではでは、また!


2016年1月24日日曜日

ヘレスの昔ながらのモスト屋さん

皆様こんにちは!
ヘレスのモスト屋さんをご紹介。
葡萄畑の中にある昔ながらのモスト屋さんで
 
 

お友達同士やご近所さん家族などグループで食べ物を持ち寄って
モストを飲みながら休日を楽しめるところ。
 
 


 
 

↓ピッチャーモストにラディッシュ付きで2€!安い!
 
 


↓注文すると樽から出してくれます。
 
 


飲んでみると…。おいしいぃぃぃ!色々なところでモストを飲みましたが
ここのモストはかなり美味しいです。
聞きましたら、今も葡萄は足で踏んで樽で発酵しているとのこと。

↓ラディッシュが○○○○の形に似ていると奥様方大喜び
エロネタは万国共通(笑)
 
 


おしゃべりしたり、歌ったり、皆さん楽しそう♪

↓彼女の声が綺麗で,とても上手だったので、
 
 


↓少しビデオにとりましたので、良かったらみてみて下さい♪

↓この天井にぶらさがっているトマト、去年の夏に収穫したもので、
こうしておくとドライトマトになるわけでもなく、
腐りもせず1年くらいもつそうです。不思議…
 
 


こういうところで、一つ困ることがトイレ…
↓女性用トイレと言われた入口
 
 


↓どこでも好きな所でしてと。え!?入ってみると…。
ここでですかぁ!!!
 
 


トイレ?の写真で終わるのもなんなので、最後はアーモンドの花で。
今年は温暖なので、もうアーモンドの花が咲いちゃっていました。
桜みたいできれいですね~♡
 
 

ではでは、また!

2016年1月23日土曜日

昔のボデガの今と美味しいハンバーガー屋さん

皆様こんにちは晴れ
↓近所のペットショップでここ数週間見かけている子ブタちゃん
かわいい!ペットとしてなのか食用としてなのか…?
 
 


なかなか買い手がつかず、最初見かけた時よりも成長してます(^^)
さて、今日は昔ボデガだった建物をご紹介。
中心街にボデガCroftとReal TesoroとDomecqが近所でかたまって
いた場所がありまして、元Croftの建物は半分はマンション半分は
スーパーマーケットとして使われています。
昨日中を見せてもらったのは元ドメック。
現在はスポーツジムとパーティ会場として使われています。
↓ブランデーの蒸留器が置かれてあった場所。
美しい梁の天井でございます。
現在ジムとして使われており、ここで剣道も教えているそうです。
 
 


↓昔樽の置いてあった場所。現在はパーティ会場として使われています。
 
 

 
 

↓オーナーさんの樽が置いてあり、
アモンティリャードを飲ませてもらったのですが、
とても美味しいアモンティリャードでした♪
 
 



↓壁には昔ボデガで使われていた道具が飾られています。
 
 


 
 d

通りすがりにもう営業時間も終わっているのに、中を見させて
いただきまして感謝感激。アンダルシアの人は気さくで親切な方ばかり。

さて、次はヘレスの週末の夜しか開いてない美味しい
ハンバーガー屋さんをご紹介!
↓住宅街にひっそりとあるお店"El Sombrero""帽子"という意で、
店内には沢山の帽子が飾ってあります。
 
 
 
 

↓目の前の鉄板で焼き立てのハンバーグをはさんでれます♡
しかも値段が安い!
 
 

↓狭い店内にはハンバーガーを食べに沢山の人
 
 

夜中の2:30以降は料金20%増しになるので、行かれる方は
その前に入店をば(^^)

夜中にハンバーガー…。
寝る前にまたかなりのカロリーを摂取してしまいました(-_-;)

ではでは、皆様酔い週末を!

2016年1月22日金曜日

シェリーアカデミーツアー御一行様

皆様こんにちは。
今年もシェリーアカデミーツアーの方々がボデガに
お立ち寄りくださいました。ありがとうございます!
先ずはモストで乾杯!その後たらふく飲んだ後に記念撮影。
女子がたくさんでおじさん2人は大喜び(^^)
 
 


※全員での写真が撮りたかったのですが、丁度この時
近所に買物に行かれていた方々が写っておりません(^_^;)

↓樽から直接ベネンシア!Oleeeee!
 
 
 
 
 
 



今日のヘレス新聞にアカデミーツアーの記事がでておりました。
ではでは、また!

2016年1月19日火曜日

マドリッド⇔東京 イベリア航空直行便復活

皆様、こんにちは☀
日本でももう報道されてますが、
今朝のヘレス新聞にイベリア航空が東京への直行便を
10月18日(スペイン)から復活させるとのニュースが!
価格は往復612€~。
あと、サントリーよりシェリー樽熟成山崎2016年の発売の
ニュースも記事も。1本275€という価格にこちらの人はびっくり!
↓写真はサントリーのHPより.美しい色ですね~♪
 
 

新聞には、先ずはチーフブレンダ―の福與 伸二さんがスペイン北部で
樽に使うオークの品定めを支持し、
その後ヘレスのボデガで3年間オロロソを寝かせると書かれてます。

ではでは、また!


2016年1月17日日曜日

マンサニージャ アウロラ

皆様こんにちは!
今日のヘレス新聞で近年閉鎖したサンルーカルのボデガ 
ペドロ ロメロの看板マンサニージャだった"アウロラ"と
ブランデー"Pedro I"と "Punto Azul"がソレラを購入した
ボデガYusteより,そのままのブランド名で販売されました。
↓写真はDiario de Jerezより
 
 



↓Bodegas Yuste
 
 

ペドロ ロメロのシェリーはいくつかのボデガが買い取っていった
のですが、その中でYusteは購入したソレラからそのままの名前で
販売を開始されました。
ペドロ ロメロは1860年創業。6代まで続いたボデガ。
アウロラは平均熟成年数約9年と長く、
名前の由来はPedro Romero Villarrealの妻の名前の
Aurora Ambrosse y Lacave。
1907年に販売開始。ソレラの数は400樽。
ニール・ベケット著の「死ぬまでに飲むべき1001ワイン」
の中に、アウロラのマンサニージャ パサダのエンラマが
紹介されていました。
↓とても美しいボデガ。閉鎖のニュースを聞いた時は
悲しかった…。2013年に訪問した時の写真をいくつか。
↓アウロラの樽
 
 

↓アウロラのソレラがあったボデガの外観
 
 

↓6代目のマリア ホセさん
 
 



↓サクリスティア
ここには2002年に買収したガスパル フロリドのオールドシェリー
も眠っておりました。
 
 

↓ボデガ犬 キンちゃん
 
 

ではでは、また!



 


2016年1月13日水曜日

寒くなーい

皆様こんにちは!
昨年は協同組合のボデガLas Angustiasのデスリオ(澱引き)を
ご紹介しましたが、今年はゴンザレス ビアスの澱引き作業を
ご紹介します。
通常、澱引き作業は気温が下がった頃から始めるのですが、
今年は暖冬で雨も少なく、変な陽気です。
さて、今回は15年間デスリオを担当しているベテランのマルコさん
に色々見せていただきました!
↓左がマルコさん 
 
 



↓発酵タンクはこんな形をしています。底がじょうごの様になっているので
そこに澱が溜まるというシステムです。
これなら澱引きも掃除も楽ですね!
 
 
 
 

ここのタンクはもうかれこれ40年程使っているそうです。
この形状のタンクは丈夫で作業しやすくいいよ!とのこと。
先ずは、モストを他のタンクに移します。
 
 

↓モストはこちらのタンクに入れ、その後酒精強化されます。
 
 

↓そこの部分はここからは、このフロタドールを使い
澱との境ギリギリまでのモストを吸い出します。
 
 
 
 
 
 

↓ホースの色を見ながらチェック。
"ペドロヒメネスや赤ワインだと分かりずらいよね〜"とマルコさん。
確かに!
 
 

↓そして、残った澱 
 
 

この澱は他のタンクの澱とまとめ、またしばらく置きます。
また更に澱が沈み、上澄みのモストを吸い出します。

かなりの広さがあるのですが、通常社員の作業員は6人だけとか、
忙しい時期は臨時で何人か雇われるくらいだそうです。
機械化で雇用も少ないのですね。
 
 

↓機械で補充も楽に1人でできちゃうのです。
 
 
ではでは、また!