2013年8月10日土曜日

Tabanco Jerezano前編

ヘレスとこの周辺には"TABANCO"というシェリーも量り売りしている
飲み屋があります。この地域独特の飲み屋。とある本の説明では
"Tabanco es una pequeña bodeguita"または
"Un  pequeño rincón bodeguero"(小さな酒蔵)と書かれてました。
今は女性も気軽には入れる場所ですが、昔は男の飲み屋。
店内にはシェリーのBarrilとカウンター。
飲んだ杯数をチョークでお店の人がカウンターに書きます。
 
 
(←Tabanco El Pasaje)
壁には闘牛の広告と薄着の女性の大きなカレンダー
(今は女性も飲みに来るのでセクシーなカレンダーはない(笑))
男たちが集まり、闘牛の話やフラメンコで盛り上がる社交の場。
↓この写真は今年、数十年ぶりに復活した古いタバンコ"La Pandilla"
 
 
 
 
仕切りがあるのですが、以前は酔っぱらいの宝庫だったので、
シェリーを買いにくる女性にちょっかいが出せないように仕切り
があったそうです。
昔はシェリーを買いに来た女性は"Para el guiso"(煮込みの為に)
"私が飲むんじゃなくて、煮込みに使うのよ~"という感じでしょうか(^^)"
と言って買っていたと、とあるタバンコの方が教えてくれました。
もちろん、煮込みにも使いますが、女性もシェリー飲みたいですもんね(^^)
タバンコには近所に住んでいる毎日のように来る常連さん(parroquianos)
が多く、付けもできたらしいです。付けばかりだとお店も困るので、
"Hoy no se fia,mañana si"(今日は付けはなしよ明日はok)と
毎日壁に貼ってあったそうです。面白いですね(^^)
後編はいくつかヘレスのタバンコをご紹介します!
では皆様良い週末を!

1 件のコメント:

Naoki さんのコメント...

ヘレスのタバンコやボデガ情報、今後も希望します。ほんとは、自分の足と舌や肌をフル活用して知りたいところだけど、なかなかチャンスがないので。ブログ楽しませて貰っています。もちろんシェリーを飲みながら。