2014年3月29日土曜日

酒精強化と清澄とDeslio

先週からやっと今お世話になっているボデガで酒精強化が始まりました。
今年は例年より遅くなったとのこと。いつもは3月の始めにするそうです。
先ず、モストのサンプルを取り研究所で成分分析をします。
今年のモストの度数は12.2%。このモストにアルコールを足し
15%まで酒精強化します。
先ずはデポジトの掃除。1日かがり…。
 
 
 

5,500ℓのモストにアルコール(グレープスピリッツ)を
足し、1晩置きます。
翌日は清澄。BentonitaとGelatinaを入れ3日置きます。
↓3日後のワイン♡
 
 
 
昔は卵の白身を使ってやっていたボデガが多かったのですが、
今卵の白身を使う所は殆どありません。
因みにバルバディージョのSolear En Ramaは今も卵の白身を使っているそうです。
そして同時進行で発酵に使った樽の掃除。
 
 
 
樽の下には"Lias"というモストが発酵中にできる澱がたまります。
この作業を"Deslio"と言います。
↓Liasはこんな色です。
 
 
 
樽は水で3~4回洗っていきます。
すごい大変な作業…。昨日は5時間以上かかって12樽洗いました。
今はステンレスタンクでの発酵が殆どですので、Deslioも簡単ですが、
昔は大変だったのですね…。
この根気のいる作業の繰り返しが、しばらく続きますです。
↓葡萄も芽吹いてきました~!春ですね~桜
 
 
 
ではでは、皆様酔い週末を!
 

 

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